かもしみブランドの「稲垣ま」です。
かもしみブランドの主力商品、夜専用甘酒「よるしみ」の開発の経緯を書いておこうと思いまして。 まずは、その「思いつき」から。
突然ですが、みなさん、ホッとする、身に沁みるなぁ、と思うのは、どんなときですか?
・・・お風呂に浸かる瞬間の「ふぅ~~っ」声が漏れる瞬間?
はたまた週末の仕事終わりの一杯目のビールを「グビグビッ」と飲んだ直後でしょうか?
弊社に、「二日酔いの朝、味噌汁を飲んだとき」と答えた社員がいましたが、みんな、「確かにそうだね~」ってなりました。

ただ、ホッとするだけでなく、身体に(何かが)沁みわたっていくように感じるとき。
数年前のある夜の出来事でした。
私はいつものように寝る前にパソコンでひとしきり動画サイトを⾒たのち、いざ、寝ようと布団に⼊ったのですが、なんとなく気持ちが起きたままになっていて、全然寝付けません。
でも、平⽇だし、夜遅いし、お酒飲むのも違うなぁ・・・、と思い、ふと⽢酒が冷蔵庫にあったのを思い出し(仕事の関係で常備してます)、コップに移して、レンジで温めて飲んでみたんです。
すると、⾃分でも不思議なくらいに身体が「ほっ」としたんです。
そして、寝るまでの間、お腹もポカポカとしてきて、なんだかじんわりと体に沁みわたる感覚で、気持ちが落ち着いてくれました。
普段、仕事柄、よく甘酒を飲むのですが、こんな感覚はその時が初めてでした。
(へ~、夜、甘酒を飲むとこういう感じなんだ。)
しかし、その時はそれ以上深く考えずに、そのままぐっすり。

さて、それからしばらくの時が過ぎ・・・。
昨年、かもしみブランドの開発がスタート、私は、かもしみブランドのデビュー&主力商品の甘酒を担当することになりました。
世の中にすでに甘酒はたくさん出回っているし、そもそも、かもしみらしい甘酒ってなんだろう? どうすれば、どんな商品にすれば、みなさんに「これじゃなきゃ」って思っていただけるだろう?
が、しかし、当時の私の甘酒の知識は、
・・・曰く「甘酒は疲労回復に効き目があります。飲む点滴と言われています。」
・・・曰く「腸内環境を良くして、免疫力を上げる働きがあると言われています。」
・・・曰く「日本で古くから愛されているもので、神話にも出てきます。」
という一般的な知識レベル。
これではまずいと思い、HPや本などで調べるのですが、どこも書いてある内容はなんか違う・・・調べたりすればするほど、あいまいな(模範的な)答えしか出てきません。
単純に甘酒の効能を謳う事はどこでもやっているし、今までもやってきました。
でも、甘酒ってどんな時に飲むとおいしいんだろう?、なぜひとは甘酒を飲むのだろう?、かもしみブランドが出す、甘酒とはどんなものが良いのだろう?
私は「甘酒を飲む理由」を考え始めました。
そして、私は、ふと、あの夜のことを思い出したんです。
あの⽢酒を飲んだ後の、じんわりと体に沁みわたる感覚。
この感覚ってきっと⾃分だけではないはず。
てことは、夜の⽢酒ってありなんじゃないか?

「かもしみ」から、お米を「醸した」、夜に「沁みる」甘酒?
だから「よるしみ」甘酒?
ダジャレ?
いや、もしかしたら、いいんじゃないか?。
いいアイディアだぞ!
(ほぼダジャレだぞ?)!
「よし、できた!」
と、思いついたまではよかったのですが、
実はそこからの商品化が大変な作業だったのです・・・・。
夜専用の甘酒は、どんな甘酒であるべきなのか、どんな味で、どんな飲み心地で、どうやって作るのか、どうやって飲んでもらうのか・・・・。
という開発秘話は、
次回「どれだけ甘酒飲めば仕事は終わってくれるの?」、お楽しみに。